2018.02.22更新

「虫歯が大きいから神経を取る治療が必要です」
「歯の中が、ばい菌に感染しているので治療が必要です」

歯科医院でレントゲンを撮ってみると、こう説明を受けたことがある人もたくさんいると思います。

上に書かれた「必要な治療」とは、「根管治療」と言われる治療になります。

根管治療は、虫歯がとても大きい時や、歯の神経が死んでしまった時、歯の内部を消毒し、細菌が感染しないようお薬を詰め、また歯として機能させるための治療です。

歯の内部は細く狭く、また暗いため、肉眼ではあまりよく見えません。

全く見えないわけではありませんが、ある程度は盲目的な治療となってしまいます。

従来の根管治療とは異なり、精密根管治療という分野が近年盛り上がってきています。

精密根管治療では、マイクロスコープを使用し、歯根の中の状態を20倍にまで拡大することができます。

今まで見えなかった根の先端まで直接見ながら治療をすることができるために、精密な治療を行えます。「見えない治療」から「見える治療」へと変わってきているのです。

私自身、5年前にマイクロスコープを用いた根管治療と出会い、大きな衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

アメリカは「根管治療=歯内療法」の分野で最先端の技術を有しており、その「米国式根管治療」を取り入れるため、昨年11月から4ヶ月かけてUCLAエンドコースで学んできました。

根管治療は、「はじめての根管治療」と「再根管治療」に分けられ、その成功率にも差があります。

「病変のないはじめての根管治療(未処置の根管への治療)」の成功率は、約90%。
「病変のあるはじめての根管治療」の成功率は、約80%。
「再根管治療」の成功率は、約70%。
「外科的根管治療」の成功率は、約90%

残念ではありますが、根管治療に100%の治癒はありません。
しかしながら、適切なる診査・診断・処置を行うことで、できる限り100%に近づけることは可能なのです。

歯は何度も根管治療には耐えられません。患者さんにとって、またその歯にとって最後の治療となるように、より良い技術を提供するため今後も私達歯科医師は、研鑽を積んでまいります。

エンドエンドエンド

 

歯科医師 木村

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