2017.08.01更新

つい先日、上の前歯の被せ物が折れてしまったという患者さんがいらっしゃいました。

また、上の前歯には隙間があいていて見た目も気にされていたのです。

 初診

 

日本と海外を行き来している方で、決められた期日内での治療を希望されたのです。

その期間はわずか3週間。

 

見た目と強度が最も優れている素材は?との質問に、自信をもってジルコニアをお勧めしました。

患者さんの要求・満足度を満たせるものでジルコニアに勝るものはないからです。

 

一言に被せ物をやりかえるといっても、その工程は単純ではありません。

 

まずは、適合の悪い被せ物が既に入っている場合、最終的な被せ物をイメージし、仮の歯を入れます。

 

歯の周りには歯周組織があります。歯肉が腫れている状態ではきれいに被せ物が入れられないため、歯周病治療・適切なブラッシング指導とセルフケアが必要となります。

 

また被せ物の中にある歯、専門的に支台歯といいますが、支台歯が健全な状態でなければ被せ物は入れられません。場合によっては根管治療(歯の内部の治療)が必要になります。

 

状況によっては1本の被せ物を入れるだけで1ヶ月以上かかることもよくあります。

初診時にレントゲンを撮らせていただき、治療計画を立てていきます

 

本ケースでは、支台歯の状態は健全で、歯肉にも大きな問題はありませんでした。

最終補綴物の完成日をまず設定し、治療計画を逆算していきます。

 

初診時にレントゲンを撮り、仮の歯を作るための歯型を採りました。

初診から1週間でまず仮の歯を入れました。

仮の歯

支台歯を被せ物が入るよう最終形成までしています。

 

その3日後、支台歯の痛み、歯肉の状態を確認しシリコン印象材で型取りし

1週間後に完成一歩手前で試適をしました。

作っていただいている技工士さんに立ち会ってもらい、適合、歯の形態を最終確認します。

 試適

 

その3日後に完成です。

歯の隙間(ブラックトライアングル)は改善し、患者さんは非常に満足されていました。

 完成

 

予定通り、初診から3週間で終えることができました。

 

「日本に帰国した際にまた来るからその時お願いね」

 私がした仕事に対し満足していただけることが、何よりの幸せだと感じた瞬間でした。

 

歯科医師 木村

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